日米のお笑いの違い
日本に帰国しお笑い番組を見たことで、日本のお笑いとアメリカのお笑いの違いに少し興味を持ちましたのでそのことについて考えていきたいと思います。
日本のお笑い
日本のお笑いは、ボケとツッコミの2人で行うのがもっともスタンダードです。ボケに対してお客さんが思ったことをツッコミで代弁するという形です。ツッコミの人はお客さんの代弁者なのです。そのお笑いが成立するのは、ツッコミをする人と客との間に共通意識がある時のみです。そのほかでは、モノボケやあるあるネタなどがありますが、それらも日常で誰もが感じる事柄をネタにしたりと、共通意識を感じます。日本人は集団行動が得意というだけあり、そのような共感系の笑いが多いのかもしれません。
アメリカのお笑い
アメリカでは何か皮肉っぽいことや少し、頭を捻った知的なものが大衆に受けるようです。ツッコミはおらず、ショーも一人で行うことが多いようです。日本のお笑いでは政治関係や時事ネタはほぼないですが、アメリカでは多いようです。
なぜ日本のお笑いのようなネタがないのか
アメリカは多民族の人が住んでいる国です。違う生活スタイルや文化を持った人が住んでいるわけですから、それぞれの考えも別で、共通意識が生まれにくいことがあると思います。もちろんそれぞれの民族内ではあると思いますが、あくまでアメリカのお笑いはボケるはボケるが、あとはそれぞれお客さんに考えてもらうような形のようです。
陣内智則がラスベガスでお笑いライブを開いた動画を最近見ましたが、爆笑とはならなかったものの、受けていないわけではなかったと思います。日本のお笑いもアメリカではなしではないのかもしれません。
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