日本とアメリカの教育について考える

 日本とアメリカでは、教育の仕方が違うと思います。なぜそう思うのか、どんな点が違うのかを書いていきたいと思います。(私が体験して感じたことなので、正直これが正しいとは言い切れません)


教育


日本、覚えたものをそのまま使う

 日本では問題や事柄に対して、正解が決まっており、この答えはこれ、この答えはこれ、といったように、覚えた内容をそのまま使うことが多いと思います。そしてそれを反復し、自分のものにしていくのです。この教育を受けることで、覚えた仕事や事柄を、しっかりと行うことができるようになるだと思います。職人さんが、誰にも真似できない技を身につけられるのは、まさにこれを極めたものだと思います。


アメリカ、道のりを大切にする

 アメリカでは、答えを知る前に、自分で考えさせる課題がおおいそうです。なぜそう思うのか、自分の意見をまとめ、クラスで発表するそうです。答えも重要ですが、答えよりも、それに到るまでのプロセスを大切にしているのですね。考えることによって、想像力、思考力、そして、それをわかりやすく相手に伝えるために、論理力が鍛えられます。




授業の雰囲気


日本、発言しにくい

 これは先生にもよりますし、個人差もあるかと思いますが、学校の授業では、間違った答えをいってはいけないというような雰囲気があり、発言がしにくくなっている状況が少なからずあると思います。


 私も学生のころ、ある教科の先生の授業が嫌いでした。その授業はランダムに生徒を当てて、答えを言わせる形式のもので、答えがわからない生徒がいた場合、答えがわかるまで考えさせるというものでした。間違った回答をした場合は、ヒントをもらえるのですが、とにかく、答えがわかるまで終わらないのです。自分が当てられている訳でもないのに、あの沈黙の時間は、耐えがたいものでした。明るい子は、その時間を笑いに変えたりしていましたが、それができる子は少なかったですね。


アメリカ、発言しやすい

 アメリカは移民でできた国で、みんなの意見が揃うことなどまずありません。よって様々な意見があって当たり前、という意識を皆持っているのかもしれません。それによって、自然に発言することが当たり前になっているのです。むしろ様々な人がいる訳ですから、多くのことを発言しなければ、自分のことをわかってもらえない為、皆自己主張が激しいのです。日本人が控えめすぎるというのも、あるのかもしれませんね。

私はアメリカでは、語学学校にしか行ったことがありませんが、授業で間違えたとしてもナイストライといって逆に褒めてくれます。初めはバカにされてるのかとも思いましたが、それは全くなく、これがアメリカでは普通なのです。間違えてなんぼです。



これまでの教育

 昔はロボットの技術も発展しておらず、人が行う作業が多かったため、人間をロボットとして使ってきたというのを聞いたことがあります。人間をロボットとして使うには、何も考えさせず、ただひたすらに生産性をあげる。そのために、毎日同じ時間に同じ服を着て、同じ授業を受け、同じ時間に給食、昼休みをとることを行います。そして生徒が、それに疑問を持たないようにするのです。そうすることによって人間ロボットが完成するという話です。私はこのルーティーンに全く疑問を持っていなかったため、あとでこの話を聞いて面白い考え方だと個人的に思いました。


これからの教育

 ここ数年で、現在ロボットの技術は急激に進化し、工場では自動化が進んでいます。AIも進化しています。もうすでにボードゲームで人間がAIに勝てなくなりました。AIが人間に理解できない言語で喋り出したなんてことも実際におこっています。近い将来人間が現在行なっている作業を機械が行い、現在の小学生が大人になり、付く職業のうち65%は現在存在していない職業、とも言われています。つまり、私たちはこれから、ロボット、AIにはできないことを行える人間を、教育していかなければいけないのです。現在AIにできないこと、それは人の心を討つ文章を作成したり、人の感情が関係していることだと言います。

みなさん、これからは作家を目指しましょう。






KGブログ

コーヒー牛乳とSABEAYが好きな20歳が米国で生活し、日々感じたこと呟くブログです。

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