遺伝子組み換え、モンサント社
もし、あなたが世界の食料を支配しようとした時、何を独占したら良いと思いますか。今回は、世界の種を牛耳っていると言われている、モンサント社について考えていきたいと思います。
モンサント社とは
モンサント社は、アメリカのミズーリ州、クレーブクールに本社をもつバイオ化学メーカーです。モンサント社の商品は、主に遺伝子組み換え作物と枯葉剤です。ベトナム戦争で使われた枯葉剤もモンサントの物です。
遺伝子組み換え
モンサントが作り出した遺伝子組み換え作物は以下の通りです。
・自然界の害虫や雑草が死滅するほどの、農薬と枯葉剤をまいても、全く枯れない作物。
・小さな虫がその作物を食べると即死する。
・その作物と超強力な農薬をセットで販売している。
・その作物の種は、モンサント社が特許を取っているため、農家は種を収穫することができず、またモンサントから買わなければいけない。
まず、小さな虫が食べたらイチコロということは、作物内に何かしら入っていると考えるのが普通です。さらに、その毒入り作物に、強力な農薬を使って育てているのです。このような遺伝子組換え作物のことを英語で Genetically modified cropsといいGM cropsと呼ばれています。
これはアメリカの話、日本は関係ないと、安心していてはいけません。すでに日本にも遺伝子組み換え作物は入っているのです。
日本に入って来ている、遺伝子組み換え
日本では、遺伝子組み換え作物を使用しているものは、表記が必要だから、表記されていないものを買えば、安心だと私も思っていました。しかし、日本の法律では、原材料の重量に占める割合が、上位3番目以内にしか表示義務がなく、含まれる量が5%未満であれば「非遺伝子組み換え」と表示できるのです。それともう一つ、油や醤油などにはGM作物が使用されていたとしても、表示されないのです。つまり、知らず知らずのうちに日本人は、遺伝子組み換え作物を食べてしまっているのです。調べた中では、おやつのカールや明治のミルクチョコにも使用されているとのことです。 どちらも、私の好きな商品で驚きました。
アメリカは日本に対して、遺伝子組み換えコーンの表記をなくすように言っているようですが、そんなことが起きれば消費者が自分で判断し、買うことができなくなります。ましてや、レストランで出されたり、缶詰に入れて販売されていたら、入っていることにも気づくこともできません。この内容を知り、個人的にはこれ以上、遺伝子組み換え作物を食べたくはありません。そのため、絶対に遺伝子組み換え作物の使用表示を、無くしてはいけないのです。遺伝子組み換えが科学的に安全であると、もし言われたとしても、それは人間の今の科学力で出した結論であり、これから何年後かの世界ではわからりません。つまり、こう言わなければいけないのです。「遺伝子組み換えは今の科学では問題ないが、これから先はわからない。」
0コメント