憲法9条をざっくりでもいいから知ろう

 先日、憲法9条についてどう思いますか?と小学5生に聞かれ、正直あまり深く知らない私は「憲法改正についてだよねー難しいよねー。」と受け流してしまいました。小学生にこのようなことを聞かれるとは思いもせず、無知な自分を戒めたくなりました。次回、聞かれた時には、自分の意見を言えるように、ざっくりとですが、憲法9条についてまとめてみようとおもいます!!


 憲法について自分の意見をいう前に、よく耳にする言葉についてきちんと基礎から理解していきたいと思います。無知なもので、小学生で習ったことを思い出しながら書いていきます。


憲法9条とは

憲法9条はこの三つです。

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする、国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇、または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍を保持しない

3 国の交戦権はこれを認めない


 簡単にいうと、戦争しない、戦力を持たない、交戦権を持たない、です。これは小学校の公民で習いましたね。



集団的自衛権とは

 2014ごろでしょうか、私がまだ高校生だった頃、ニュースなどでもこの言葉はよく出てきました。集団的自衛権とは、ざっくりいうと自分が攻撃されてなくとも、仲間が攻撃されたら、やり返しても良いというものです。つまり、仮に日本の同盟国のアメリカが北朝鮮に攻撃された場合、日本も反撃しても良いということです。日本は戦争はやりたくないけど、アメリカが戦争を始めたら巻き込まれる可能性が高いということです。そうなると自衛隊に行く人が減り、ゆくゆくは日本も徴兵制を導入するなんていうことに繋がってしまうのではないか、、という懸念もされているらしい。そうならないために三つの決まりごとが存在しています。


三つの歯止め

 簡単に戦争に巻き込まれないように、日本が武力行使を行うためには三つの条件を満たさないといけないらしいです。それがこちら、

1 日本と密接な関係がある他国が攻撃され、日本の存立が脅かされる明確な危険がある

2 武力行使の他に適切な手段がない

3 必要最小限の行使

一応日本国民が危険になった時のみ、武力行使ができるということです。

しかし、この3つの条件、表現が少し曖昧なように思います。見方を変えれば、その時の日本の政府が危険とみなせば、行使できちゃうかもしれないのです。



憲法改正

 憲法を改正するかどうかということで議論となり、

改正する条件が、

1 衆議院と参議院の三分の二が国民投票をすることに賛成

2 国民投票で、半数以上が憲法改正に賛成

実際に70年間憲法が変わったことはないことからかなりハードルが高いことがわかります。

そこで、2014年に安倍総理は憲法を変えるのは困難だと考え、集団的自衛権は憲法9条に反しないと解釈を変えたのです。なぜか、それは日本国だけでは国を安全に守れないと考えたからではないでしょうか。自衛隊をより自由に動かせるようにし、他国との連携を取りやすくし、抑止力を高めようとしたのです。


ざっくり分ける二つの意見

 安保法案賛成派は、集団的自衛権の行使を可能にしなければ、抑止力が失われ、他国から攻撃されるリスクが高まると主張しているらしい。


 反対派は集団的自衛権の行使をすることで、アメリカが行う戦争に巻き込まれてしまうリスクが高まり、戦争に参加するようになってしまうと主張しているらしい。


 どちらも戦争になるリスクを恐れているが、意見は正反対です。


憲法18条

 先ほど、憲法を改正すると、徴兵制を導入してしまうのではないかということを、書きましたが、それは憲法18条があるので安心してと政府が言っているっぽいので大丈夫なのかな?

 何人もいかなる奴隷的拘束を受けない。また、犯罪に至る処罰を除いては、その意に反する苦役に服させられない。


 本当にざっくり書いていきましたが、私もこれから、もっとたくさんの人の意見をきき、自分の意見を固めていきたいと思います。それではまた。。




KGブログ

コーヒー牛乳とSABEAYが好きな20歳が米国で生活し、日々感じたこと呟くブログです。

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